ノーベル文学賞の日本の候補と言えば何といっても村上春樹さんです。
『ノルウェイの森』は日本だけでなく、世界でも有名なベストセラーになりました。
世界的に有名になった後のノーベル賞ノミネートだったので、日本のみならず世界中が世界のMurakamiに期待しました。
そうした中で発表された『IQ84』もまた村上氏を一躍有名にしました。こうした意味で、メディアが扇動し、彼もまたその期待に応えると言った行動をとっています。
毎年受賞ならずとなった時のハルキストのガッカリぶりはもはや恒例行事。しかし、今年こそ受賞するのではないかと言う期待も高まっています。
ケニアのグギ・ワ・ジオンゴ氏もまた、毎年ノーベル文学賞にノミネートされる人物の一人です。
彼は小説に始まり、戯曲、児童文学、映画、論文、批評まで幅広く手掛ける活動家でもあります。
毎年ノミネートや話題に上がる村上氏とは違って、海外の候補は毎年変わる印象を受けます。
イギリスのブック・メーカーは毎年、村上春樹氏を候補として挙げています。
そして、毎年その対抗馬がオッズ1位、2位が村上氏で、村上氏は対抗馬に毎年負けてしまうという流れです。
しかし2023年は有力な対抗馬があまり見つかりません。今年こそはハルキストの念願がかなうかも?
ノーベル文学賞は他の賞と違って単独(1人)で受賞するものです。
ノーベル文学賞だけは席が一つしかないので、後が詰まっているとも理解できそうです。果たして、今年は受賞なるか!?
ノーベル文学賞を選考するスウェーデン・アカデミーは2018年5月4日、今年の文学賞受賞者発表を見送ると発表しました。
会員の夫による性的暴行疑惑が浮上して以来、スウェーデン・アカデミーの対応が厳しく非難されていて、この混乱を受けて2018年の文学賞の発表を取りやめとしたのです。
2018年は世界的な #MeToo 運動が活発になり政治的にもセクハラ問題が取り上げられた時期でもありました。今回の決定は残念ですが、アカデミーの対応を尊重し、来年の文学賞の発表に期待したいところです。