2018年のノーベル経済学賞は、ウィリアム・ノードハウスとポール・ローマーが受賞しました。
内生的成長理論や持続可能な成長についての研究が評価されました。
2017年のノーベル経済学賞は、シカゴ大学のリチャード・セイラー教授が受賞しました。
リチャード・セイラー氏は行動経済学の概念の中の「限定合理性」の概念を打ち立てた業績が評価されました。経済学が予想する合理的な経済人という仮説に対して、人間は自分の知っている範囲での合理的な行動をとるのであるということを検証しました。例えば、タバコが例に挙げられます。短期的な利得(喫煙をすることでストレスを和らげる)が長期的な害(不健康)より勝ると考える、「人間の非合理性」に注目した研究です。
2016年のノーベル経済学賞は、アメリカ・ハーバード大学のオリバー・ハート教授と、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のベント・ホルムストローム教授が受賞しました。
二人は、企業が組織を運営するにあたって結ぶ「契約」についての理論を展開したことが評価されました。