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ノーベル平和賞受賞者、佐藤栄作


佐藤栄作氏の功績

佐藤栄作氏は、首相退任後の1974年に非核三原則の推進や沖縄返還事務の功績を評価され日本人としては初めてのノーベル平和賞を受賞しました。
しかし後になってから、佐藤元首相は日本を核武装させる考えを持っていたことが明らかになり、また沖縄がアメリカから日本に返還されることと世界平和と関係がないのではないかという議論も現れ、アメリカのベトナム戦争による大量破壊に率先して協力していたことも含めて平和への功績に疑問符が付くようになりました。

しかし佐藤氏の次男である信二氏によれば、「佐藤栄作は平和主義者であり、そもそもノーベル賞は自分がもらったものではなく日本国が貰ったものだ」という認識をしていたという証言があります。
この論理に従うと、1974年にノーベル賞を受賞したのは佐藤栄作氏個人ではなく、彼が率いた当時の「日本国政府佐藤政権」ということになり、佐藤氏個人がどのような政治的主張や戦争目的を持っていたとしてもノーベル賞受賞の是非とは関係ということになります。

現実問題としては当時の冷戦構造の中でソ連や中国共産党と全面的に対決していくのは必要なことだったという考え方もあり、共産主義を武力ではねつける佐藤氏の生前の主張も、北朝鮮が核武装を使った恫喝をしてくる21世紀の現在になってみれば十分理解できるものです。
世界の平和を守るためにも国としては非核三原則を貫き、政治家個人としては日本国の核武装も辞さずという佐藤栄作氏の考え方にも、平和主義に値する論理として再評価の余地があるのかもしれません。

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