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ノーベル物理学賞受賞者、赤崎勇


赤崎勇氏の功績

●赤崎勇とは
赤崎勇は1929年1月30日、鹿児島県川辺郡に生まれました。
京都大学を卒業後、神戸工業に入社し、ブラウン管の開発に従事します。
大学の研究室の助手に誘われたことをきっかけに、研究者としての生活が始まりました。
その後、高品質の窒化ガリウムの結晶化技術を世界で初めて開発するなどの業績をあげました。
2014年には青色発光ダイオードの開発が称えられ、
天野浩氏、中村修二氏と共にノーベル物理学賞を受賞しました。

●青色発光ダイオードとは
青色発光ダイオードは英語の頭文字をとって青色LEDと呼ばれます。
1960年代に赤色と黄緑色のLEDが開発されていましたが、
1993年赤崎、中村、天野氏の3名によって青色LEDが開発されました。
この研究により光の三原色が揃い、LEDの白色化やフルカラー化が実現したのです。
寿命が長く消費電力の低いLEDは、多くの照明機器や液晶パネルに技術革新をもたらしました。
赤崎氏は受賞に関して、「完全なサプライズ。」「これ以上の名誉はない。」と、
喜びをあらわにしています。
その後、青色LEDの特許料の一部が建設費に使われ、名古屋大学の東山キャンパス内には赤崎記念館が建設されました。

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