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ノーベル賞に間違いや誤報があった?


ノーベル賞の間違い・誤報のいきさつ

ノーベル賞の発表には電話がかかってくると言います。本人や研究室にかかってくることがあるそう。
ノーベル賞の受賞の電話は人為的なものなので、間違い電話などもあるそうです。
冗談だと思って切ってしまったり、担当が居なくて・・・ということもよくあると言われています。
世紀の大発見をしたとしても、必ずしもその人が電話に出れるとは限りません。
しかし、間違い電話の類ではなく、本当に誤報や間違いを受けてしまった人がいます。その人とは・・・

事件は起きた!たまたま同じ苗字

1989年のノーベル医学生理学賞は、アメリカのマイケル・ビショップ氏が受賞しました。
ノーベル委員会が電話をすると、ビショップ氏が電話に出ます。ノーベル委員会は当然受賞者だと思って電話をかけていますが・・・
実はこのビショップ氏、たまたま苗字が同じだけで別人だったのです。さらに奇跡的に、マイケル・ビショップ氏と同じ分野の研究をしていました。
受賞内容は「ラウス肉腫ウイルスの発見」。間違われたビショップ氏の方も同じジャンルを研究していたので、間違いであっても話が通じてしまったというわけです。
ほどなくして本当の受賞者に連絡が行き、間違いだったと謝罪を受けた受賞者ではないビショップ氏。間違いで受賞を逃した(?)彼の心中を察するに、複雑なものがあったことでしょう。

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