スウェーデンの天才発明家、アルフレッド・ノーベルの遺言として、最初は五つの賞から始まりました。
彼はダイナマイト王として有名でした。平和利用目的でダイナマイトを発明し、巨万の富を築きましたが、その性質から爆薬や爆弾も作れるようになりました。
いつの日か彼は世間から「死の商人」などと呼ばれ、ノーベルは批判にさらされていました。
彼の死後、この巨万の富を使って財団を設立し、世のためになった研究に表彰をするように・・・ノーベルの遺書にはそう書かれていました。
ノーベル賞は、発明家ノーベルの最後の発明だったのかもしれません。
ノーベル賞と言えば六つありますよね。物理学、化学、生理学、文学、平和、経済学・・・しかし、初期のノーベル賞は経済学を除く五つでした。
これに経済学スウェーデン国立銀行賞を加えて、現在の六部門になっています。経済学賞はノーベルの遺言にはありませんでした。あとから作られた部門なので、経済学を本物のノーベル賞ではないと主張する人も少なからず存在します。
受賞者は複数人でも良いことになっていて、文学賞に限り一人に限定されています。
また平和賞は団体にも受賞することができ、過去にはEUや国境なき医師団が受賞しています。
ノーベル賞と一口に言っても様々あります。また、長い歴史を持つ賞なので、こういったことも知っているとツウかもしれません。